名所めぐり
今週の『ブランチ』は、S県A町。自然あふれるこの町を私と一緒にぶらり散歩するゲストはこちらです。
「はーい、カノンです。今日はよろしくお願いします!」
モデルを中心に活動しているカノンさん。最近は、『500cmの世界』にて巨大化したことでも有名な彼女。
ところでカノンさん、今日の身長は?
「はい。今日は500cmのビッグ・カノンでお届けします!」
なんと、あの実験テレビで巨大化したままのカノンさんが来てくれました。身長165cmの私と比べてみると、この違い。背伸びしても腰にも届かないし、私の胸の高さに、私の胴体くらい太いカノンさんの膝があります。
今日はそんな巨大カノンさんと一緒に、S県A町の魅力をたっぷりご紹介いたします。
まず、私たちがやってきたのはこちらの銅像。A町駅を降りてすぐ、目と鼻の先にあるこの銅像。江戸時代、飢饉でボロボロになっていた街を救った英雄として未だに語り継がれています。
私から見たら大きな銅像ですが、カノンさんから見ると?
「あー、私と同じくらいですね」
なんと、銅像と肩を並べるカノンさん! しかも若干、カノンさんの方が大きい。台座を含めて480cmで設計されているそうですが、500cmのカノンさんには敵わないんですね。でも、身長は負けても彼の偉大さに変わりはありません。
そんな偉大なお方とカノンさんのツーショット。パシャ。出来上がった写真は・・・・・・うーん、銅像と一緒に撮っているというよりは、人形と撮っているような、そんな写真になってしまいました。
続いて私たちは、A町の代名詞ともいえるこちらのA牧場にやってきました。こちらの牧場では搾乳体験やバター作り、その他にも隣接するレストランでとれたてミルクと焼き立てパンを食べることもできます。
しかし、ここでハプニング発生。牧場の牛を見ようとしたら・・・・・・なんと、牛さんが逃げてしまいました。私1人では大丈夫なのに、カノンさんが来ると逃げてしまいます。怖がっているようです。カノンさんは寂しそうな表情で遠くから牛を眺めるしかできませんでした。
次に、レストランに入ります。天井の高いレストラン、500cmのカノンさんは入口をハイハイで通る必要がありましたが、中ではちゃんと背中を伸ばせます。私は椅子に座って、カノンさんは地面にレジャーシートを敷いて正座して、一緒にお昼ご飯を食べます。こんなふうに並んでも、私はカノンさんの半分よりも小さいです。なんか、赤ちゃんか人形になったような気分。
さて、料理が到着しました。とれたてのミルクをその場でバターと牛乳にして、焼き立てパンに出来立てバターを塗って、ソーセージと一緒に食べます。うん、美味しい。カノンさんも、指でフォークをつまみながら食べていきます。500cmの巨人さんも、美味しそうに食べています。
こちらはA町の知る人ぞ知る名所。丁寧に手入れがなされたこの森林は明るく空気もきれいで、ここで暮らしてしまいたいくらいの穏やかです。カノンさんと一緒に、森林をぶらついてみました。
「なんか、いいですね」
ご機嫌なカノンさん。リラックス効果、ありますか?
「なんか・・・・・・自分が普通になったような感じがします」
普通?
「はい、普通の身長になったような。やっぱり自然は大きいんだなーって」
・・・・・・私と並べば、3倍くらい大きなカノンさん。でもここにくれば、カノンさんの5倍くらい大きな木が周りにたくさんあります。そんな大きな木を見上げながら、私たちは自然の中でぼーっと過ごしました。
さて、時間ももうそろそろ。最後に、ここだけは行っておきたい。海沿いのモアイ像です。20mある巨像、カノンさんならモアイ像と一緒に一緒に写真が撮れますが、私は小さすぎて見えません。
海からの風を浴びて、モアイ像に寄りかかりながら今日を振り返りましょう。カノンさん、A町はどうでしたか?
「もう本当に、最高でした。普段お仕事で色々なところに行くんですけど、仕事なので中々リラックスできるっていうのはないんですよね。でもここは、お仕事なのにすごくリラックスできて、よかったです。ありがとうございます」
カメラを見下ろしながら嬉しそうに語るカノンさん、お忙しい日々の中で、リラックスできて良かったですね。皆さんもぜひ、S県A町にいらしてください。
では皆さん、また来週の『ブランチ』でお会いしましょう。
-FIN